yuu_nkjm blog
2011-01-10(Mon) 編集
[Windows][bat][command] バッチファイルが存在するディレクトリへ移動する(カレントディレクトリを変更する)
バッチファイルを使ってJavaプログラムを起動したいときなどに,バッチファイルが存在するディレクトリへ移動して,そこを基準にその後の処理をしたいことがある.そんな時は%~dp0を使う.
SET BAT_DIR=%~dp0 cd %~dp0
カレントディレクトリを取得する%CD%を使っても同様のことが出来る.カレントディレクトリは,%CD%という環境変数に入っている.
E:\Desktop>echo %CD% E:\Desktop
つまり,これでOK.
SET BAT_DIR=%CD% cd %CD%
%~dp0を使う方は,Linuxで$0を使う方法に似ている.
関連ページ
- 例によって例のごとく,ひしだまさんページにも書かれていた → MS-DOSバッチファイル@ひしだま技術メモ
2013-01-10(Thu) 編集
[レビュー][book] プロのための Linuxシステム・10年効く技術 ― コマンドだけでなくLinux内部の動作まで知りたい人に
「プロのための Linuxシステム構築・運用技術」も面白かったし,Software Design plusは注目しているシリーズである.以下,献本いただいたもののレビュー.
この書籍があいそうな人
- Linuxサーバをちょいちょい触ってて,コマンドも分かってて,それなりに管理できてる気がするけど,メモリやプロセスレベルでは分かってないなー,という人.
- 各章のトピックがバラバラでも,興味のある話題が出てればイイやという人.
この書籍があわなそうな人
- サーバ管理技術に関して網羅的に知りたい人.
- Linuxサーバの管理経験もあまりないし,計算機科学の知識もあまりないという人.
注意点としては,「プロのためのLinuxシステム・10年効く技術」というタイトルで想像 するトピックと本書で扱っているトピックがずれていないかを,購入する前に確認した方 が良いと思う.
章毎のレビュー
- 1章 Linuxの内部構造について
コマンドを叩ける様になってもLinuxの内部で何が起こっているかを理解していないと知 識として不十分である.この章は,そのギャップを埋めるのに役立つと思う. - 2章 仮想化でここまでできるインフラ環境構築
自分専用の「素振り環境」をKVMで作るという章.HAクラスタの練習なんかは仮想環境で やるとやりやすそう.本で学習することと計算機上で実際にやってみることの両輪が技術 の習得には重要なので,「素振り環境」を作るのは良いですよね. - 3章 自作スクリプト
シェルスクリプト(とPerlスクリプト)の解説.シェルスクリプトを体系立てて学ぶなら, シェルスクリプトだけの解説本を読んだ方が良さそうだが,Webで適当な情報を拾って何 となく書いているだけの人には役立つまとめとなっていると思う. - 4章 カーネルソースを読む
「詳解 Linuxカーネル 第3版」あたりを読みたいなーと思いつつ手が出せない人などには とっかかりとしてちょうどいいのでは. - 5章 RHEL6新機能の総まとめ
Linuxの進化の方向をつかむためとしてRHEL6の機能の説明をしている.RHEL6の新機能が一般的なLinuxの進化の方向とどの程度合っているのかを示して欲しかった.