yuu_nkjm blog


2012-02-01(Wed) [長年日記] 編集

[locate][openSUSE][Linux] locateに検索漏れ(updatedbにインデックス漏れ)がある

インデックスが意図通り作成されていないと思った時は,updatedbの実行者(RUN_UPDATEDB_AS)と,除外ディレクトリの設定(UPDATEDB_PRUNEPATHS)の確認をする.

/etc/sysconfig エディタ
現在の選択: Applications/Locate
RUN_UPDATEDB_AS: nobody
 
ファイル:  /etc/sysconfig/locate                                          
入力可能な値:  nobody, root または任意の値                                
既定値:  nobody                                                           
説明:                                                                     
 updatedb has a parameter "--localuser".                                  
 It runs the "find" command as this user. Some people think this is a     
 security hole if set to 'root' (because some directory information can   
 be read which is normally protected). Others think it is useful to hold  
 all files in the database.                                               
 So if you want full information in locate db, set RUN_UPDATEDB_AS=root.  
 If you want security use RUN_UPDATEDB_AS=nobody.                         

管理しているサーバではnobodyでの実行になっていた.セキュリティ的にはnobodyの方が良いのだろうが,rootでインデックス作ったほうが便利は便利なんだよなー.

いずれにせよ,存在するはずのファイルがlocateで見つからないぞって時は,まずはfindしてみた方が良いな.


2012-02-02(Thu) [長年日記] 編集

[openSUSE][Linux] ユーザの追加とユーザ追加のデフォルト設定の設定

スケルトンの作成

/etc/skelの下にあるファイル群が,ユーザのホームディレクトリのスケルトンとして使われる.追加されたユーザがオーナーとなったスケルトンが,ホームディレクトリに作成される.

mkdir .ssh
touch .ssh/authorized_keys
chmod 700 .ssh
chmod 600 .ssh/authorized_keys

ユーザの追加

yastでユーザ作成を選ぶか,"useradd -m"とする.-mは,ホームディレクトリを自動作成するオプション.

鍵の登録をする.鍵でのログインでも,(パスワードなしでのログインを許可にしていない限り?)ユーザにはパスワードの設定が必要なことに注意.

su
vi /home/nkjm/.ssh/authorized_keys

2012-02-03(Fri) [長年日記] 編集

[KVM][openSUSE][Linux][Network][Troubleshooting] ネットワークに接続できない

「サーバがネットワークに繋がらないんですけど」とか聞かれた時に,僕がやろうとぱっと思うことをメモ.

ネットワークに繋がっていない

  • LANケーブルが正しいポートに刺さっていることを確認する.サーバだと複数のネットワークポートがあり,間違えることがある.
  • LEDの確認をする.連載:詳説 TCP/IPプロトコル 第9回 イーサネット(その4)フロー制御とVLAN、トラブルシューティング -- 3.トラブルシューティング(LEDによる確認)
  • 当該サーバの上流が生きていることを確認する.当該サーバのの上流のハブからLANケーブルを引き出し,当該サーバと同じネットワーク設定をしたノートPCにつなぎ,疎通を確認する.
  • ping,telnet,sshなどを使って外部からのアクセスを確認する.ICMPによる通信が許可されていないのにpingで確認をしたり,sshdが起動していないのにsshで確認したりしないように気をつける.
  • "ethtool eth0","ethtool br0"などして,有効なEthernetに接続されていることを確認する.
  • ifconfigで,ネットワークカードが認識され,IPアドレスが意図通り割り振られていることを確認する.
  • "/etc/init.d/network restart"をする.

名前解決ができていない

  • dig google.comなどして,名前解決が出来ているかを確認する.
  • 確実に通信ができるDNSサーバに対して名前解決を依頼する."dig @dns.nkjm.info google.com"
  • yastのネットワークの設定から,DNSリゾルバのIPアドレス/etc/resolv.confの設定が,基本的なDNSリゾルバの設定である.

外部へのHTTPアクセスが出来ない

  • wgetをプロキシが見つからず,外部へのHTTPアクセスができない.プロキシの設定が間違っていることもあるし,プロキシの設定はあっているのだが,名前解決ができていないこともある.
  • プロキシの設定は/etc/sysconfig/proxy,~/.bashrc,/etc/wgetrcなどに書かれている.

その他

  • どこでPROXYやDNSサーバの設定をしているのか分からないときは,"grep -iRI PROXY /etc /home/hoge/.*"などして,/etcやホームディレクトリを検索するとよい.

2012-02-04(Sat) [長年日記] 編集

[KVM][openSUSE] KVMクライアントに新しい仮想HDDを追加する

disk1.rawにゲストOSがインストールされているとする.

仮想HDDの作成

qemu-img create -f qcow2 bkup.qcow2 50G
 
ls -la
drwxr-xr-x 2 root root        4096  2月  1 14:29 .
drwxr-xr-x 7 root root        4096  2月  1 13:29 ..
-rwxr-xr-x 1 root root 32212254720  2月  1 13:28 disk1.raw
-rw-r--r-- 1 root root      197632  2月  1 14:27 bkup.qcow2

qcow2で作成すると,初期値は小さくてなかなか良い感じ.

仮想HDDの変換(余談)

変換したHDDを追加したいこともあると思うので,ここに載せる.例えば,rawからqcow2に変換するコマンドは以下.

qemu-img convert -O qcow2 /path/to/disk1.raw /path/to/disk1.qcow2

仮想HDDの追加

仮想マシンを選ぶ -> 詳細 -> ハードウェアの追加->ストレージ
 
管理しているストレージを選択する:先ほど作成した仮想HDDのパス
デバイスの種類:Virtio
キャッシュモデル:default
Storage format: qcow2

起動しようとすると,起動できない!

bkup.qcow2を追加する前のkvm.nkjm.infoのdisk部分はこんな感じだった.

    <disk type='file' device='disk'>
      <driver name='qemu' type='raw'/>
      <source file='/var/lib/kvm/images/kvm.nkjm.info/disk1.raw'/>
      <target dev='vda' bus='virtio'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x04' function='0x0'/>
    </disk>

追加したあと"virsh dumpxml kvm.nkjm.info"として設定を確認すると,なぜかvdaがbkup.qcow2になってしまっている.

    <disk type='file' device='disk'>
      <driver name='qemu' type='raw'/>
      <source file='/mnt/bkup/kvm.nkjm.info/bkup.qcow2'/>
      <target dev='vda' bus='virtio'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x06' function='0x0'/>
    </disk>
    <disk type='file' device='disk'>
      <driver name='qemu' type='raw'/>
      <source file='/var/lib/kvm/images/kvm.nkjm.info/disk1.raw'/>
      <target dev='vdc' bus='virtio'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x04' function='0x0'/>
    </disk>

追加したあとxmlを確認すると,なぜかvdaがbkup.qcow2になってしまっている.

"virsh edit kvm.nkjm.info"として下記の様に修正する.

    <disk type='file' device='disk'>
      <driver name='qemu' type='raw'/>
      <source file='/var/lib/kvm/images/kvm.nkjm.info/disk1.raw'/>
      <target dev='vda' bus='virtio'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x04' function='0x0'/>
    </disk>
    <disk type='file' device='disk'>
      <driver name='qemu' type='raw'/>
      <source file='/mnt/bkup/kvm.nkjm.info/bkup.qcow2'/>
      <target dev='vdc' bus='virtio'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x06' function='0x0'/>
    </disk>

2012-02-05(Sun) [長年日記] 編集

[openSUSE][Linux][Windows][Troubleshooting] OSが正常起動しない

接続機器に問題がある

USB接続機器(USB HDD)の問題
  • USB HDDなどのUSB接続機器がささっていると,OSがブートしなくなることがあるので,抜いてから起動してみる.抜いて起動したとしても,今度は「ディスクの接続状況の不整合」のようなエラーが待っていることも多い.

ハードディスクに問題がある

ディスクの接続状況の不整合
  • yast->System->パーティション設定や/etc/fstabを確認する.
  • /etc/fstabに書かれた/dev/sdaなどのディスクが存在しないと通常のブートが出来なくり,レスキューモードで起動される.「ブートに必須のデータが入っていないHDDだし,なくてもbootするやろ」と軽い気持ちでいると,やられることがある.
  • レスキューモードでbootすると,rootのパスワードを聞かれる.ログインすると「通常起動するなら"systemctl default"と入れろ」など促される.yastを使うか/etc/fstabを編集するなどして,設定と接続状況が整合するようにする.
ファイルシステムの不整合

レスキューモードの様な形でOSが起動し,以下の様に表示されることがある.

ata_id HDIO_GET_IDENTITY failed for /dev/sdc: Invalid argument
fsck.ext2  Bad magic number in super-block while trying to open sdc2

祈りながらfsckをするぐらいしかないのか….

 fsck -y /dev/sdc2

2012-02-06(Mon) [長年日記] 編集

[KVM][openSUSE][Linux][Troubleshooting] KVMクライアント(KVM上のOS)が正常に起動しない

KVMと深く関係する問題について書く.一般的なOSの起動障害はOSが正常起動しない - yuu_nkjm blog(2012-02-05)を参照のこと.

OSが全く起動しない

仮想HDDを新しく追加すると,起動しないことがよく起こる.新しい仮想HDDの追加 - yuu_nkjm blog(2012-02-04)の手順を確認する.

virsh editでなく直にxmlを編集していないか

virsh editを使うのが基本.直にxmlを編集してしまった場合は,"virsh define ドメイン名"をする.

仮想HDDの接続位置が変わっていないか

virt-managerでdiskの追加をすると,追加により仮想HDDの接続位置が変わってしまうことがある.

/dev/vda:インストール時に接続したディスク

となっていたときに,virt-managerでdiskの追加をすると,下記の様になってしまうことがある.

/dev/vda:新規に追加したディスク
/dev/vdc:インストール時に接続したディスク

2012-02-07(Tue) [長年日記] 編集

[KVM][openSUSE] KVMをGUIで操作 (virt-xxxx)

CUIの場合は,KVMをCUIで操作 (virsh) - yuu_nkjm blog(2012-02-08)を参照.

virt-manager &
virt-viewer 仮想マシン名 &
DBUS回りでエラーが出る場合は,以下のコマンドを試す.
 eval `/usr/bin/dbus-launch --sh-syntax --close-stderr` virt-manager
KVMより

2012-02-08(Wed) [長年日記] 編集

[KVM][openSUSE] KVMをCUIで操作 (virsh)

GUIの場合は,KVMをGUIで操作 (virt-xxxx) - yuu_nkjm blog(2012-02-07)を参照.

KVMクライアント情報の確認

動作しているKVMを確認

virsh list
 
 Id 名前               状態
----------------------------------
 15 kvm-client.nkjm.info 実行中

登録されているドメイン(KVMクライアント)の設定をxmlとして出力

 virsh dumpxml kvm-client.nkjm.info

KVMクライアントの起動

  1. KVMホスト(kvm-host.nkjm.info)に接続する.
  2. KVMクライアント(kvm-client.nkjm.info)を起動する.
    virsh start kvm-client.nkjm.info
  3. virsh listで"kvm-client.nkjm.info"が起動中になっていることを確認する.

KVMクライアントの停止

KVMホストをシャットダウンする前に,KVMクライアントを忘れずに停止する必要がある.本来は,kvm環境で、ホストOSの終了時にゲストOSをサスペンドさせるお話とupstartのお話(on Ubuntu Server 10.10) - m-birdとFreeBSDの同棲日記の様な対応をすべきと思う.

  1. KVMホスト(kvm-host.nkjm.info)に接続する.
  2. KVMクライアント(kvm-client.nkjm.info)を停止する.「KVMクライアント上のOSにおいてシャットダウンを行う」のが確実な様だ.
    • KVMクライアントにsshで接続して,KVMクライアント上のOSにおいてシャットダウンを行う.
    • or KVMのクライアントとしてシャットダウンさせる
      virsh shutdown kvm-client.nkjm.info
  3. どうしてもshutdown出来ないときはdestory.
    virsh destory 仮想マシン名
    
  4. virsh listで"kvm-client.nkjm.info"が存在しないことを確認する.

2012-02-09(Thu) [長年日記] 編集

[openSUSE][Linux] ソースやRPMインストールしたアプリケーションの管理

パッケージ管理はパッケージ管理システムに任せきりたいと思っているので,openSUSE上では原則yastを使ってインストールをしている.(ちなみに,設定もできるだけyast中心でやっている.)しかし,インストールしたいrpmがどのレポジトリにもないということもある.そういう時は,自前でソースをビルドしてインストールしないといけない.しかし,インストールをすることで,他モジュールが使用するライブラリを書きかえてしまったり,アンインストールができなくなったりするのは困る.

ちょっと調べてみたところ,paco - a source code pacKAGE oRGANIZER for Unix/LinuxStow - GNU Project - Free Software Foundationが良さそう.前者はちょっと使ったことあったけど,ソースからのビルドってそんなにやることじゃないから,あんま分からん.

rpmから入れる時はrpmコマンドを叩くのではなく,yastコマンドでインストールした方が良さそう.GUIだとrpmをダブルクリックするとYaSTが立ち上がる様だ.コマンドラインの場合は,以下のコマンドでOK.

yast2 -i /path_to_rpm_file/filename.rpm.

関連ページ


2012-02-10(Fri) [長年日記] 編集

[Programming][Java][C/C++] 値渡しと参照渡し,参照とポインタ,直接参照と間接参照

値渡しと参照渡し,参照とポインタ

値渡しと参照渡し (と参照の値渡し) - 予定は未定Blog版が分かりやすかった.

関連ページ

参照とポインタ,直接参照と間接参照

Javaの参照の値渡しと参照渡し

Javaでは「参照の値渡し」と「参照渡し」を混同しやすい.下記の1番上のページが参考になると思う.

以下,草稿.

#include 
 
void changeValueCallbyRef(int& val) {
  // 実引数として与えられた変数をそのまま操作できるイメージ.
  // valはaそのもの.エイリアスとも呼ばれる.
 
  printf("val=%d, pointer of val=%d\n",val,&val);
  val = 999;
}
 
void changeValuePointer0(int* val){
  // 変数valが作成され,aへのポインタが格納される.
  printf("val=%d, pointer of val=%d\n",val,&val);
 
  // 「ポインタ変数」valに代入しても,aに影響はない
  int b = 111;
  val = &b;
}
 
void changeValuePointer1(int* val){
  //「ポインタ変数」の参照先に値を格納する.
  *val = 555;
  //Javaだと,参照先の値そのものを変更することはできない.
  //Javaでは, 参照先の値やオブジェクトにアクセスすることができる.
  //ここの例で行くと,Javaでは,*valにアクセスはできるが,
  //*valに代入することはできないイメージ.
}
 
int main(void){
  int a = 10;
  int* a_p = &a;
  printf("a=%d, pointer of a=%d\n",a,&a);
  printf("a_p=%d, pointer of a_p=%d\n",a_p,&a_p);
 
  changeValueCallbyRef(a);
  printf("a=%d, pointer of a=%d\n",a,&a);
 
  changeValuePointer0(&a);
  printf("a=%d, pointer of a=%d\n",a,&a);
 
  changeValuePointer1(&a);
  printf("a=%d, pointer of a=%d\n",a,&a);
}

2012-02-11(Sat) [長年日記] 編集

[Linux] 英語版キーボードのキーレイアウト

レスキューモードなどで起動すると,キーマップが英語のものになってしまうことがある.ダブルクォーテーション出したいのに,@が出るのはよくあること.


2012-02-12(Sun) [長年日記] 編集

[KVM][openSUSE] 既存のrawをqcow2に変更する.また,そのサイズを拡大する

rawからqcow2への変換

$ qemu-img convert -O qcow2 disk1.raw disk1.qcow2
$ qemu-img info disk1.raw
image: disk1.raw
file format: raw
virtual size: 30G (32212254720 bytes)
disk size: 30G
$ qemu-img info disk1.qcow2
image: disk1.qcow2
file format: qcow2
virtual size: 30G (32212254720 bytes)
disk size: 9.0G
cluster_size: 65536
$ qemu-img resize disk1.qcow2 +30G
$ qemu-img info disk1.qcow2
image: disk1.qcow2
file format: qcow2
virtual size: 60G (64424509440 bytes)
disk size: 9.0G
cluster_size: 65536

新しいqcow2ディスクをKVMクライアントに登録

virsh edit kvm-client.nkjm.infoとし,xmlを編集.

      <driver name='qemu' type='raw'/>
      <source file='/var/lib/kvm/images/kvm-client.nkjm.info/disk1.raw'/>
      <target dev='vda' bus='virtio'/>

上記から下記に変更.

      <driver name='qemu' type='qcow2'/>
      <source file='/var/lib/kvm/images/kvm-client.nkjm.info/disk1.qcow2'/>
      <target dev='vda' bus='virtio'/>

KVMクライアント上のOSでのディスク容量の追加

yast->システム-パーティション設定として情報を見る.

│デバイス         │   サイズ  │F│暗号│種類        │FS 種類│ラベル│マウントポイント  
│/dev/vda        │  60.00 GB│ │    │            │       │      │     
│/dev/vda1       │ 156.00 MB│ │    │Linux native│Ext4   │      │/boot
│/dev/vda2       │  29.85 GB│ │    │Linux LVM   │       │      │     

ここで,/dev/vda2を選択し,サイズを変更できればよいのだが,LVMを拡張するのは難しい.LVMパーティションの拡張の手順をふめば,/dev/vda2が拡張できるっちゃできるとは思う.

ここでは,/dev/vda3を作成することにする.システム->パーティション設定から,/dev/vdaでaddをし,新規の基本パーティションを作成する.

│デバイス         │   サイズ  │F│暗号│種類        │FS 種類│ラベル│マウントポイント  
│/dev/vda        │  60.00 GB│ │    │            │       │      │     
│/dev/vda1       │ 156.00 MB│ │    │Linux native│Ext4   │      │/boot
│/dev/vda2       │  29.85 GB│ │    │Linux LVM   │       │      │     
│/dev/vda3       │  55.00 GB│ │    │Linux LVM   │       │      │     

ボリュームグループ(/dev/system)を選択し,サイズ変更を選択すると,新しく出来た物理ボリューム(/dev/vda3)をボリュームグループに加えられる.

あとは,追加された容量をどの論理ボリュームに割り振るかを決めるだけ.論理ボリュームの拡張は,オンラインで出来る.

qcow2が無駄に大きくなってしまった時

qcow2は一度大きくなると,小さくなれない.例えば,qcow2上で巨大なテンポラリファイルを作ってしまった時,それを削除してもイメージファイルのサイズは小さくならない.これを適性サイズに戻すには,qcow2からqcow2へのconvertを行うらしい.(仮想化 - PukiWikiを参照)

qemu-img convert -O qcow2 disk1.qcow2 disk1.qcow2.new

2012-02-13(Mon) [長年日記] 編集

[Research][TeX] 信学技報(電子情報通信学会技報)のレイアウトがずれる

修正方法

先頭でスタイルの指定.

\documentclass[technicalreport]{ieicej}

\begin{document}の前にオフセットを書く.

\hoffset=-12mm
\voffset=-5mm
 
\begin{document}

詳細

各種論文執筆のためのスタイルフォーマットからダウンロードしたieicej1.6a.zipを展開した.

readme.1stに以下の様に書かれていた.

8. 「技術研究報告」は版形が A4 です.印字位置を調整する必要があるかも知れません. 印字位置を調整は,お使いのプリンタドライバのオプションで指定するか,
      dvips -O 5mm,12mm file.dvi
   のように指定してください(readme.tex の付録1参照).値はお持ちのプリンタに合わせて調整してください.

readme.pdfの付録には以下の様に書かれている

付録
1. A4 用紙に印刷する際の注意
1. 1 dviout
Windows 上のdviout を使用する場合は,
? 用紙の左右天地中央に版面を自動配置する場合
( 1 ) dviout を起動します.
( 2 ) メニューバーにあるOption の中のSetupParameters... を選択します.
( 3 )「DVIOUT のプロパティ」というダイアログが開くので,Paper というタブを選択します.
( 4 ) Options という枠の中にHorizontal centeringとVertical centering というチェックボックスがあるので,それぞれチェックした後にSave ボタンを押します.
( 5 ) この設定を行った後にdvi ファイルを開くと,版面が用紙の中心に配置されます.? パラメータに指定する場合,以下のように指定
してください.お使いのプリンタによってオフセットを微調整する必要があるかもしれません.
dviout -OX=5mm -OY=12mm -y=A4P readme.dvi
これはドキュメントクラスのオプションにmentuke を指定していない場合の設定です.
1. 2 dvips
UNIX(Linux)などでdvips を使用する場合は,以下のように指定してください.お使いのプリンタによってオフセットを微調整する必要があるかもしれません.
dvips -Pprintername -O 5mm,12mm readme.dvi
ここで,printername はお使いの環境でのプリンタ名を指定します.また,ドキュメントクラスのオプションにmentuke を指定していない場合の設定です.

関連ページ


2012-02-14(Tue) [長年日記] 編集

[ssh][openSUSE] SFTPをするとSFTPサーバが動いていないというエラーが返ってくる

openSUSE11.4(->12.1)64bitをインストールしたサーバに対してsftpが出来ない.以下の様なエラーが返ってくる.

Connection has been unexpectedly closed. Sever sent command exit status 127.
Cannot initialize SFTP protocol. Is the host running a SFTP server?

sshd_configには以下の様に書かれている.

Subsystem       sftp    /usr/lib64/ssh/sftp-server

しかし,上記のパスにsftp-serverが存在しなかった.ひとまず,locateして見つかったsftp-serverにシンボリックリンクを貼ることで対応.

ln -s /usr/lib/ssh/sftp-server /usr/lib64/ssh/sftp-server

2012-02-15(Wed) [長年日記] 編集

[Linux] ソースコードからインストールするソフトウエアを管理する

ソースコードから自前でビルドしてインストールするアプリケーションをpacoで管理する.

インストール

  • 必要なモジュールをzypperでインストールする.
    zypper install gcc-c++
    zypper install gtkmm2-devel
    
  • pacoをインストールする.最後にpacoのインストール自体をpacoで管理する.
    cd /usr/local/src/
    wget http://downloads.sourceforge.net/paco/paco-2.0.7.tar.gz
    tar zxvf paco-2.0.7.tar.gz
    cd paco-2.0.7/
    # GUIが不要なら./configure --disable-gpacoとする.
    ./configure
    make
    make install
    make logme
    
  • パッケージの管理

    インストールパッケージを登録する
    paco -lp apache2 "make install"

    一つ目の引数がパッケージ名,二つ目の引数が(インストール)コマンド.

    paco -D "make install"

    -Dは,カレントディレクトリをパッケージ名に指定する.引数は(インストール)コマンド.

    パッケージの削除
    paco -r パッケージ名

    パッケージのインストール状況の確認

    paco -fs paco-2.0.6
    paco -as
    

    GUIが使えるならgpacoもある

    gpaco &
    

    参考ページ


    2012-02-16(Thu) [長年日記] 編集

    [man] manのセクション番号とwhatis

    $ whatis chown
      chown (1)            - ファイルの所有者とグループを変更する
      chown (2)            - ファイルの所有者を変更する
      chown (1)            - change file owner and group
      chown (2)            - change ownership of a file
      chown (1p)           - change the file ownership
      chown (3p)           - change owner and group of a file
    

    pはProgrammer's Manualらしい.

    以下のようにするとセクション番号2のマニュアルが読める.

    $ man 2 chown
    

    openSUSEだと賢く聞いてくれるので,"man コマンド名"とすれば万事オッケー.僕の環境では,+ありが英語版,+なしが日本語版だった.ロケールを日本語にしているからかな.

    $ man chown
    Man: find all matching manual pages (set MAN_POSIXLY_CORRECT to avoid this)
     * chown (1)
       chown (1+)
       chown (2)
       chown (2+)
       chown (1p)
       chown (3p)
    Man: マニュアルページを指定してください
    Man:
    

    関連ページ


    2012-02-17(Fri) [長年日記] 編集

    [WindowsServer2003] WindowsServer2003でリモートデスクトップでログインできるユーザを作る

    Windows Server 2003 RC2で行った.

    新規ユーザを追加する.

    • スタートボタン→プログラム→管理ツール→コンピュータの管理→ローカルユーザとグループ->ユーザを選択する.右クリックをし,新しいユーザを選択する.
    • ユーザの情報登録画面になるので,入力する.
    • 新しく作ったユーザを右クリックして,プロパティを選ぶ.Users,Remote Desktop Users,Administratorsグループに追加する.Remote Desktop Usersへの追加は,マイコンピュータ->プロパティ->リモート->リモートユーザーの選択,からでも行える.
    • Remote Desktop Users グループにユーザーを追加するを参考にした.

    ターミナル サービスを通したログオンを許可する

    やらなくても良いかも.

    • スタートボタン→プログラム→管理ツール→セキュリティの設定→ローカルポリシー→ユーザ権利の割り当てを選択する.
    • 以下,両方ともデフォルト設定だが,値を確認する.「ネットワーク経由でコンピュータへアクセス」にUsers,Administrators,Everyoneが設定されていることを確認する.「ターミナルサービスを使ったログオンを許可する」にAdministratorsとRemote Desktop Usersが入っていることを確認する.

    エラーメッセージ

    • リモート デスクトップ接続が Windows XP Professional に与える影響がエラーに詳しい.
    • ユーザー ドメイン\ ユーザー ネームは現在このコンピューターにログオンしています。このコンピューターには、現在のユーザーまたは Administrator のみがログオンすることができます。
    • このリモートコンソールセッションにログオンするには、このコンピュータで管理用アクセス許可が必要です

    参考にしたページ


    2012-02-18(Sat) [長年日記] 編集

    [ssh] pfwd(socksサーバ?socksプロキシ?)を使う

    pfwdでポートフォワーディングしてradikoを地域外から聞く - oTheRwoRldが分かりやすかった.

    pfwd.iniの例は,pfwd_sample.iniに出ている.Hostの項において,@セッション名とすると起動しなかった.セッション名だといけた.

    [SSH]
    ; SSHサーバーアドレス
    ; PuTTYで保存したセッションの設定を使用する場合には@セッション名で指定します。
    ; 省略できません。
    Host=xxx.yyy.zzz
    (snip)
    [FORWARD]
    ; Remote Desktop
    04=R3389:localhost:3389
    
    pfwd_sample.iniより

    注意する点は,既知のホストでないと接続できないようなので,一度はHostで指定した先にPuTTYで接続する必要がある.

    関連ページ


    2012-02-19(Sun) [長年日記] 編集

    [TeX][dviout][Troubleshooting] TeXのトラブルシューティング

    dvioutでだけ画像が表示されない

    dviファイルからdvipdfmを使ってPDFを生成したら画像が表示される.それなのに,dvioutで画像が表示されなくなった.

    dvioutの設定の画像の生成がOffになっていたことが原因だったので,Onにしたら直った.いじったつもりはないのに….Graphicの設定画面はこの画面です.

    ghostscriptが見つからない状況を作ってしまうと,graphicsタブから設定できる画像の生成オプションがoffになってしまうのではないか.

    Unknown special:PSfile="figs/hoge.eps" llx=56.52 lly=56.52 urx=663.96 ury=704.52 rwi=2293

    pdfの画像が読み込めない

    graphicxにdvipdfmxオプションを渡す.2003年頃にインストールした古いTeX環境だと使えなかった.

    \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} 
    

    epsで背景色が透過されない/真っ黒になる

    画像をPDFにして挿入するとうまく行くことがあるらしい.

    texmf.cnf not foundというエラーが出る

    TeX環境のインストールでハマった点 - 初期設定のままでいいや


    2012-02-20(Mon) [長年日記] 編集

    [zypper][openSUSE] zypperの使い方のまとめ

    参考ページ

    [zypper][openSUSE] パッケージの検索

    パッケージの検索

    phpをapacheに組み込むためのモジュールってなんだったかな.

    zypper search php
     
    S | 名前                      | 概要                    
    --+---------------------------+-------------------------
    i | apache2-mod_php5          | PHP5 Module for Apache 2
      | graphviz-php              | graphviz 向け PHP 拡張  
      | kdevelop4-plugins-php     | PHP Plugin for Kdevelop4
    

    [zypper][openSUSE] パッケージやバッチの詳細確認

    apache2-mod_php5のインストール出来るバージョン,インストールされているバージョンは何かな.

    zypper search -s apache2-mod_php5
     
    S | 名前             | 種類   | バージョン| アーキテ | リポジトリ
    --+------------------+------------+---------------+----------+------------
    v | apache2-mod_php5 | パッケ | 5.2.6-49. | i586     | openSUSE 11
      | apache2-mod_php5 | 修正   | 5113      | noarch   | openSUSE 11
    i | apache2-mod_php5 | 修正   | 441       | noarch   | openSUSE 11
    

    パッケージの詳細情報を見る

    zypper info apache2-mod_php5
     
    パッケージ apache2-mod_php5 に関する情報: 
    リポジトリ: openSUSE 11.4 11.4-0 向けの更新
    名前: apache2-mod_php5
    バージョン: 5.3.5-5.16.1
    アーキテクチャ: x86_64
    製造元: openSUSE
    インストール済み: はい (Y)
    状態: 期限切れ (バージョン 5.2.14-0.4.1 がインストールされています)
    インストール後のサイズ: 8.2 MiB
    概要: PHP5 Module for Apache 2.0
    説明: PHP is a server-side, cross-platform HTML embedded scripting language.
    (snip)
    

    パッチの確認

    zypper info -t patch apache2-mod_php5
     
    修正 apache2-mod_php5 に関する情報:
     
    名前: apache2-mod_php5
    バージョン: 5113
    状態: 必要
    カテゴリ: security
    作成日: 2011年09月07日 23時30分34秒
    概要: php5 security update
    説明: The blowfish password hashing implementation did not
    提供: patch:apache2-mod_php5 == 5113
     
    競合: apache2-mod_php5.i586 < 5.3.5-5.16.1
            apache2-mod_php5.x86_64 < 5.3.5-5.16.1
    

    競合の読み方は,"5.3.5-5.16.1より小さいバージョン番号を持ったapache2-mod_php5.x86_64を要求する"ではなく,"5.3.5-5.16.1より小さいバージョン番号を持ったapache2-mod_php5.x86_64と競合する"ということだな.

    [zypper][openSUSE] インストールのdry-run(パッケージアップデート時の依存関係の確認)

    インストールのドライランをすれば,アップグレードされるパッケージがわかる.他に良い方法があるかも.

    zypper update --dry-run apache2-mod_php5
    リポジトリのデータを読み込んでいます...
    以下の新しいパッケージをインストールします:
      automake
    以下のパッケージをアップグレードします:
      apache2-mod_php5 php5 php5-ctype php5-devel php5-dom 
    19 個のパッケージをアップグレードします, 1 個の新規.全ダウンロードサイズ: 4.2 MiB この操作を行なうには、追加で 9.2 MiB の容量が必要です。
    続行しますか? [y/n/?] (y):
    

    ここでyを押しても大丈夫なんだよね….

    [zypper][openSUSE] パッケージのロックの管理

    # al(addlock)
    zypper al apache2-mod_php5
    # ll(locks)
    zypper ll
    # rl(removelock)
    zypper rl 1
    

    2012-02-21(Tue) [長年日記] 編集

    [Windows][PDIC] PDICの設定の移行

    PDICの設定を別のPCに移行する方法,PDICの設定をiniファイルの編集により行う方法を説明する.ヘルプによると,オススメされない機能のようだ.

    1. 移行元PCのPDICでTool->設定->詳細設定->設定のiniファイルへの保存を選び,Setup.iniという名前で保存する.
    2. 移行元PCで出力したSetup.iniを移行先PCのPDICインストールフォルダへコピーする.Setup.iniに変更したい点があれば,変更をする.
    3. Setup.ini内のSetupCodeをインクリメントする.レジストリに登録されている番号より大きいと,Setup.iniの内容がレジストリに読み込まれる様なので,適当に増やす.PDICをインストールした直後であれば,5ぐらいで良いと思う.
      [Setup]
      SetupCode=5
      
    4. PDICの設定をGUIではなくテキストエディタで行いたいと思った場合は,Setup.iniを編集し,SetupCodeをインクリメントすれば良い.

    関連ページ



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