yuu_nkjm blog
2014-07-01(Tue) [長年日記] 編集
[H2][SQL][RDBMS] H2 Databaseいろいろ
なぜh2 データベースを使ってみたか,なぜ気に入ったか
- Javaが動けば,1MBぐらいのjarを落としてくるだけで動く.インストールが簡単,アプリに組み込みやすそう.sqliteと同じ様な手軽なイメージ.
- Javaで書かれているのでJavaとの親和性が高そう.ストアドプロシージャがないみたいだが,ややこしいことやるならJavaで書けば良さそう.
- WebUIがついてくるのが意外と便利.
- インメモリモードがあるのがなんか面白そう.
- dbのデータファイルがシンプルなので,バックアップが簡単そう.
h2の起動
こんな感じで起動.-baseDirというオプションもある.*.dbや.h2.server.propertiesの出来る位置がイマイチ分からん.
@start javaw -cp "h2-1.4.179.jar;postgresql-8.3-607.jdbc4.jar;%H2DRIVERS%;%CLASSPATH%" org.h2.tools.Console -webAllowOthers -tcpAllowOthers -pgAllowOthers %* @if errorlevel 1 pause
便利な関数
これで読める.
SELECT * FROM CSVREAD('test.csv');
属性名の指定(無指定の時は1行目が属性名として用いられる),文字コード,区切り文字,引用符文字(カンマからカンマまでを囲む文字),エスケープ文字を指定しても読み込める.特に指定したく無いときはnullを渡せば良い.
CSVREAD('game_logs.txt','ID,SESSION_ID,MESSAGE, ROUND_NUM,','utf-8',',','"','\');
Excelからcsv作った時の定番はこの変かな.char(9)はタブ区切りということ.
SELECT * FROM CSVREAD('HumanSubjects.csv', null, null, char(9)); INSERT INTO TESTTABLE SELECT * FROM CSVREAD('HumanSubjects.csv', null, null, char(9));
SQL
- UNIONで和集合が取れる.同じクエリを複数のテーブルに投げて結果をまとめるのに便利.
- 順番を並び替えたいならUNIONしたあとにORDER BYすればOK.H2に限らないけど,ORDER BY A, Bとすれば,複数の属性を使ってソート出来る.
CREATE VIEW FP AS SELECT * FROM (SELECT WASEDA01_DECISION_LOGS.CREATE_AT, SESSION_ID, WASEDA01_USERS.USER_ID, ROUND, VALUE FROM WASEDA01_DECISION_LOGS JOIN WASEDA01_USERS ON WASEDA01_DECISION_LOGS.USER_ID=WASEDA01_USERS.ID WHERE NAME='proposition') UNION (SELECT WASEDA02_DECISION_LOGS.CREATE_AT, SESSION_ID, WASEDA02_USERS.USER_ID, ROUND, VALUE FROM WASEDA02_DECISION_LOGS JOIN WASEDA02_USERS ON WASEDA02_DECISION_LOGS.USER_ID=WASEDA02_USERS.ID WHERE NAME='proposition') UNION (SELECT WASEDA03_DECISION_LOGS.CREATE_AT, SESSION_ID, WASEDA03_USERS.USER_ID, ROUND, VALUE FROM WASEDA03_DECISION_LOGS JOIN WASEDA03_USERS ON WASEDA03_DECISION_LOGS.USER_ID=WASEDA03_USERS.ID WHERE NAME='proposition') ORDER BY SESSION_ID, ROUND;
- CASEWHENという関数が使える.一つ目の引数が条件(述語),二つ目の引数が条件が真の時の式,三つ目の引数は条件が偽の時の式.
- CAST関数が使える.CAST(val AS type)という書式で使う.
DROP VIEW FP_SP; CREATE VIEW FP_SP AS SELECT FP.CREATE_AT, FP.SESSION_ID, FP.ROUND, FP.USER_ID AS FP, CAST(FP.VALUE AS INT) AS PROPOSITION, CASEWHEN(SP.VALUE='no', 0, 100000-FP.VALUE * CASEWHEN(SP.VALUE='no', 0, 1)) AS PROFIT_OF_FP, SP.USER_ID AS SP, SP.VALUE AS YES_OR_NO, FP.VALUE * CASEWHEN(SP.VALUE='no', 0, 1) AS PROFIT_OF_SP, CASEWHEN(SP.SESSION_ID<='proc-20140519-165442-428', '非匿名', '匿名') AS ANONYMITY FROM FP JOIN SP ON (FP.SESSION_ID=SP.SESSION_ID AND FP.ROUND=SP.ROUND)
- CASEWHEN関数の結果を他の関数の引数として渡すことも出来る.
SELECT ANONYMITY, AVG(PROPOSITION), AVG(PROFIT_OF_FP), AVG(PROFIT_OF_SP), SUM(CASEWHEN(YES_OR_NO='no', 0, 1)) AS SUM_OF_YES FROM FP_SP GROUP BY ANONYMITY;
- SELECT * From (SELECT * FROM TABLE_A WHERE ATTR=1) JOIN TABLE_B ON ....のようにSELECTの中でSELECTができる.
他の便利そうな機能
ORマッパー
ORマッパーにはpersistを使っている.特に不満はない.でも,apaheのプロジェクトの奴の方が寿命が長いのかなぁ.Apache Commons DbUtils - nodchipの日記.「薄い」JavaのO/Rマッパーの紹介 - DbUtils、Persist、Butterfly Persistence - public static void mainあたりを参照.
参考にしたページ
2014-07-24(Thu) [長年日記] 編集
[MySQL][SQL][RDBMS] プロファイリングとインデックスの作成
MySQLの負荷が高い · Issue #5 · MAGCruise/MAGCruiseWebUIの事例を元に書く.
時間のかかっているクエリを探すには,slow query logを使う. 漢(オトコ)のコンピュータ道: MySQL 5.1のスロークエリログ
漢(オトコ)のコンピュータ道: プロファイリングで快適MySQLチューニング生活.プロファイリング.
2014-07-25(Fri) [長年日記] 編集
[JMeter][プロファイラ] JMeterを使ってログインが必要なサイトにアクセスする,JSON形式のデータをPOSTする
apache-jmeter-2.11の画面で説明する.↓スクリーンショットはsetUp Thread Groupになっているけど,サンプラが直列実行されないっぽい.通常のスレッドグループだと直列実行になるのかな.
リクエストの作成
- どれだけアクセスするか決める.
- HTTPリクエストの共通部分を設定.
- ログイン情報を残せるようにクッキーマネージャーを設定.
- ログインをする.ログインフォームのnameなどを見て,リクエストで送るパラメータの名前と値を決める.メソッドがGETなのかPOSTなのかを気をつける.
- HTTPリクエストを使って,通常のGETアクセスをする.
- HTTPリクエストを使って,JSONをポストする.メソッドをPOSTにする.Body Dataに送りたいJSONを入力する.
- JSONの送受信にはHTTPヘッダの指定が必要である.この指定はJSONのHTTPリクエストだけにかかるようにする.
集計結果やレスポンスの閲覧
再生ボタン(右矢印ボタン)を押すとリクエストが実行される.
- 結果を表で表示:リクエストが失敗したら赤三角になる.
- 統計レポート:最良値,最悪値,スループットなどが見られる.
- グラフ表示:リクエスト結果のグラフ表示.
- 結果をツリーで表示:レスポンスが見られる.レスポンスを見ることで正しくログインが出来ているか,正しいJSONリクエストが出来ているかなどの確認ができる.