yuu_nkjm blog


2013-01-09(Wed) [長年日記] 編集

[ScanSnap][電子書籍] 技術書をScanSnap1500で自炊(裁断&スキャン)する時のメモ

はじめに

教科書や技術書をスキャンするときのメモ.ポリシーとしては「大体読めればよいので,スキャンにコストをかけすぎない.キレイに読みたい!というほど気に入った本があれば,めでたいことなので,買い直す!」という感じ.

断裁

断裁機でドン.紙と紙がひっつくので,よくさばいておく(パラパラパラとやる).

スキャン

  • 画質:スーパーファイン(カラー/グレー:300dpi,白黒:600dpi).エクセレントだとめっちゃ遅い.
  • カラーモードの選択 : 自動.「本当はグレーなのに本が黄ばんでてカラーで認識されると,ファイルサイズは大きくなるし汚い.本当はグレーなのに,白黒が選ばれるとグレーが飛ぶ…」など認識ミスによる問題はあるけど,楽ちん.
  • 読み取り面の選択 : 両面読み取り
  • 継続読み取りを有効にします : オン
  • 読み取りモードオプション
    • 「文字をくっきりします」: オフ
    • 「白紙ページを自動的に削除します」: オン
    • 「文字列の傾きを自動的に補正します」: オフ
    • 「原稿の向きを自動的に補正します」: オフ
  • ファイル形式の選択 : PDF
    ホワイトニングとか頑張りたい人は,JPGにして画像処理して,PDFにすると良いらしい.そこまで頑張る気はなし.
  • テキスト認識の選択 : オフ
    あとでOCRするので.
  • 原稿サイズ : サイズ自動検出
  • マルチフィード検出 : 重なりで検出(超音波)
  • 圧縮率 : 1
    圧縮はあとでどうとでもなるだろうという方針.

参考サイト


2013-01-10(Thu) [長年日記] 編集

[レビュー][book] プロのための Linuxシステム・10年効く技術 ― コマンドだけでなくLinux内部の動作まで知りたい人に

プロのための Linuxシステム・10年効く技術

「プロのための Linuxシステム構築・運用技術」も面白かったし,Software Design plusは注目しているシリーズである.以下,献本いただいたもののレビュー.

この書籍があいそうな人

  • Linuxサーバをちょいちょい触ってて,コマンドも分かってて,それなりに管理できてる気がするけど,メモリやプロセスレベルでは分かってないなー,という人.
  • 各章のトピックがバラバラでも,興味のある話題が出てればイイやという人.

この書籍があわなそうな人

  • サーバ管理技術に関して網羅的に知りたい人.
  • Linuxサーバの管理経験もあまりないし,計算機科学の知識もあまりないという人.

注意点としては,「プロのためのLinuxシステム・10年効く技術」というタイトルで想像 するトピックと本書で扱っているトピックがずれていないかを,購入する前に確認した方 が良いと思う.

章毎のレビュー

  • 1章 Linuxの内部構造について
    コマンドを叩ける様になってもLinuxの内部で何が起こっているかを理解していないと知 識として不十分である.この章は,そのギャップを埋めるのに役立つと思う.
  • 2章 仮想化でここまでできるインフラ環境構築
    自分専用の「素振り環境」をKVMで作るという章.HAクラスタの練習なんかは仮想環境で やるとやりやすそう.本で学習することと計算機上で実際にやってみることの両輪が技術 の習得には重要なので,「素振り環境」を作るのは良いですよね.
  • 3章 自作スクリプト
    シェルスクリプト(とPerlスクリプト)の解説.シェルスクリプトを体系立てて学ぶなら, シェルスクリプトだけの解説本を読んだ方が良さそうだが,Webで適当な情報を拾って何 となく書いているだけの人には役立つまとめとなっていると思う.
  • 4章 カーネルソースを読む
    「詳解 Linuxカーネル 第3版」あたりを読みたいなーと思いつつ手が出せない人などには とっかかりとしてちょうどいいのでは.
  • 5章 RHEL6新機能の総まとめ
    Linuxの進化の方向をつかむためとしてRHEL6の機能の説明をしている.RHEL6の新機能が一般的なLinuxの進化の方向とどの程度合っているのかを示して欲しかった.

2013-01-15(Tue) [長年日記] 編集

[RHEL][iptables][Linux] iptablesの設定

/etc/sysconfig/iptablesにiptablesの設定が書かれている.「"/etc/sysconfig/iptables"を直接編集することは推奨されない」と/etc/sysconfig/iptablesに書かれていたが,じゃあどうしたらいいのってのは調べてない.system-config-securitylevelってコマンドがあるんかな.

# Firewall configuration written by system-config-securitylevel
# Manual customization of this file is not recommended.
*filter
:INPUT ACCEPT [0:0]
:FORWARD ACCEPT [0:0]
:OUTPUT ACCEPT [0:0]
:RH-Firewall-1-INPUT - [0:0]
-A INPUT -j RH-Firewall-1-INPUT
-A FORWARD -j RH-Firewall-1-INPUT
-A RH-Firewall-1-INPUT -i lo -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p icmp --icmp-type any -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -s 1x.xxx.0.0/255.224.0.0 -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 22 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -s 1xx.54.0.0/255.255.0.0 -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 22 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -s 1xx.3.0.0/255.255.0.0 -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 22 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 443 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 80 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 25 -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -j REJECT --reject-with icmp-host-prohibited
COMMIT

ちなみに今回は,"-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 25 -j ACCEPT"を追加した."/etc/init.d/iptables reload"(もしくはrestart)として,設定を有効にする."/sbin/iptables --list"というコマンドでiptablesのルールの状態を確認すると"ACCEPT tcp -- anywhere anywhere state NEW tcp dpt:smtp"というルールが増えていることが分かる.


2013-01-16(Wed) [長年日記] 編集

[RHEL][Postfix][Linux] Postfixのバーチャルドメインの設定

virtual_aliasの追加

cd /etc/postfix
cp -a main.cf main.cf.2013-01-23
vi main.cf
diff main.cf main.cf.2013-01-23
    < # For Virtual Domain
    < virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/virtual

virtualのマッピングの追加

cp -a virtual virtual.2013-01-23
vi virtual
    fuga.nkjm.info     anything
    member@fuga.nkjm.info                 nkjm.info-member@mail.hoge.nkjm.info
    operation@fuga.nkjm.info              nkjm.info-operation@mail.hoge.nkjm.info
 
    hoge.nkjm.info         anything
    member@hoge.nkjm.info                 hoge.nkjm.info-member@mail.hoge.nkjm.info

変更の反映

/usr/sbin/postmap /etc/postfix/virtual
/etc/rc.d/init.d/postfix reload

メールのテスト

メールのフィルタにfromアドレスを使っていることがあるようだ.fromを指定したmailコマンドは以下.

mail -s "test mail from hoge.nkjm.info" member@hoge.nkjm.info -- -f "nkjm-usr@pyo.nkjm.info"
This is a test mail.
.

2013-01-17(Thu) [長年日記] 編集

[Postfix][telnet] コマンドラインで対話的にSMTPでメールを送る

telnet 1xx.x.251.109 25
Connected to xxxmail.nkjm.info (1xx.x.251.109).
Escape character is '^]'.
220 xxxmail.nkjm.info ESMTP unknown
 
HELO sakura.hoge.nkjm.info
250 xxxmail.nkjm.info
 
MAIL from:nkjm@hoge.nkjm.info
250 2.1.0 Ok
 
rcpt to:yuu@huga.nkjm.info
250 2.1.5 Ok
 
data
354 End data with CR-LF.CR-LF

from:nkjm@hoge.nkjm.info
to:yuu@huga.nkjm.info
 (1行空白行)
This is a test mail.
.

250 2.0.0 Ok: queued as 2CE61554130
 
quit
Connection closed.

2013-01-18(Fri) [長年日記] 編集

[TeX] TeXの文書中にソースコードを記載する

TeXの文書中で,ソースコードを記載したいことがあった.verbatimを使いたかったんだけど,デフォルトの見た目が気にくわない.verbatim環境と他の環境との組み合わせ - Tools & Tips に,verbatim環境のフォントサイズや行間を調整する方法が書かれていたので,使わせて頂いた.

こんな感じでコマンドを定義.

\usepackage{ascmac}
\usepackage{fancybox}
 
\newenvironment{cmd}
{
\VerbatimEnvironment
\begin{screen}
\footnotesize
\def\baselinestretch{.75}
\begin{Verbatim}
}
{
\end{Verbatim}
\end{screen}
}

使う時はこう.

\begin{figure}[t]
\begin{cmd}
(define (human-player-model-of-first-player
                               self env exec msg)
  (wait-message-from-player self
                env exec Provider decide-providing-val)
....
\end{cmd}
\caption{example}
\label{fig:example}
\end{figure}
example

2013-01-24(Thu) [長年日記] 編集

[レビュー][book] 独習Javaサーバサイド編 第2版 - しっかりとしたJSP&サーブレットの入門書

独習Javaサーバサイド編 第2版

「本書は、JavaによるWebアプリケーション開発の入門書です。」と紹介されている.確かに,本書は入門書だとは思うが,「三日で分かる…」といった軽い入門書ではなく,JSP&サーブレットに関連する周辺技術まで丁寧に説明したしっかりとした入門書だと思う.

この本は,JSP&サーブレットの知識だけでなく,Webアプリケーション開発に関わる周辺の仕組み(HTTP通信や,クッキー,セッションなど)の知識も得たいという人に向いている.特に,Javaの経験とWebアプリケーション開発の経験が1-2年ある人が,改めてしっかり勉強する時に良いのではないか.それより経験が少ない人には,ややハードルが高いかもしれないので,買う前に確認されたい.

欲を言えば,Spring,Struts,Wicket,PlayなどのJavaで書かれたWebアプリケーションフレームワークと本書で説明されている技術(JSP&サーブレット)がどのような関係にあるかについて,コラムだけでなくもう少し解説が欲しかった.

# 翔泳社よりレビュー用の書籍を献本して頂きました.ありがとうございました.


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