yuu_nkjm blog
2011-12-06(Tue) [長年日記] 編集
[Linux][Postfix][bind][Troubleshooting] サービス(postfixやbindなど)の待ち受け状況をnetstatで確認する
postfixをインストールして,main.cfのmynetworksも設定したのに,メールが送れなかった.まず,25番ポートの待ち受け状態を見てみる.
[root@localhost /etc]$ netstat -anp|grep 25 tcp 0 0 127.0.0.1:25 0.0.0.0:* LISTEN 28482/master
ローカルループバックアドレス(127.0.0.1)のみで待ち受けており,外部ネットワークと接続しているネットワークインタフェースにおいて,postfixが待ち受けていないことがわかる.
そこで,main.cfのinet_interfacesでallを設定すると,全てのネットワークインタフェースにおいてpostfixが待ち受けるようになる.0.0.0.0はallのことらしい.
[root@localhost /etc]$ netstat -anp|grep 25 tcp 0 0 0.0.0.0:25 0.0.0.0:* LISTEN 29966/master
次はbindの例.以下の例では,外部ネットワークと接続しているネットワークインタフェース(10.20.30.40)の53番ポートでも待ち受けていることが分かる.(ローカルネットワークでの運用なので,53番固定で運用している)
[root@localhost /etc]$ netstat -an|grep 53 tcp 0 0 10.20.30.40:53 0.0.0.0:* LISTEN tcp 0 0 127.0.0.1:53 0.0.0.0:* LISTEN udp 0 0 10.20.30.40:53 0.0.0.0:* udp 0 0 127.0.0.1:53 0.0.0.0:*
関連ページ
2011-12-05(Mon) [長年日記] 編集
[misc][Links] フリーソフトや興味のある技術の記事など
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画面動画キャプチャーソフト CamStudio 日本語版 | twk @ ふらっと
後輩が使っていてなかなか良いと言っていた.これまでは劇場版 ディスプレイキャプチャー あれ - k本的に無料ソフト・フリーソフトとかWink - k本的に無料ソフト・フリーソフトとかを使っていたが,乗り換えも考えてみるか.
2011-12-04(Sun) [長年日記] 編集
[KVM][openSUSE] KVM仮想マシンの名前変更と移動
KVM仮想マシンの整理で,(1)KVM仮想マシンの名前を変える,(2)KVM仮想マシンのコピーを取って名前を変えてそれを同一KVMホストで動かす,(3)KVM仮想マシンのコピーを他のKVMホストで動かす,という三つの作業を行ったので,その作業ログを残す.
KVM仮想マシンの名前の変更
virsh editを使う方法と設定ファイルをエディタで直接編集する方法がある.
なお,実行されているKVM仮想マシンの設定を確認するには,dumpxmlを使う.
virsh dumpxml kvm-guest-00
virsh editを使う
"virsh edit 仮想マシン名」でKVM仮想マシンの設定を編集できる.こちらが本道か.
virsh edit kvm-guest-00
設定ファイルをエディタで直接編集
KVM仮想マシン(kvm-guest-00.xml)の設定ファイルを変更した場合,その内容をKVM仮想マシンに反映させるためには,以下を行う.
virsh define /etc/libvirt/qemu/kvm-guest-00.xml
KVM仮想マシンをコピーし,同一KVMホストマシン上で動かす場合
/etc/libvirt/qemu/kvm-guest-00.xml を開いて,nameとuuidを変更する.nameは設定xmlのファイル名(拡張子より前の部分)と一致させる.
<domain type='kvm'> <name>kvm-guest-00</name> <uuid>********-****-****-****-************</uuid> </domain>
また,uuidgenコマンドでuuidを得る.
uuidgen
manには「uuidgenは-tオプション,-rオプションを持っているけど,何も指定しなくてもよろしくやっとくよ」と書いてあるようなので,無指定で実行した.
virsh define /etc/libvirt/qemu/kvm-guest-01.xml
KVM仮想マシンを異なるKVMホストマシンへ移動する場合
KVM仮想マシンkvm-guest-00の設定ファイル(/etc/libvirt/qemu/kvm-guest-00.xml)と設定ファイル内で読み込んでいるディスクイメージ(/var/lib/kvm/images/以下あたりにある)を,移動先にコピーする.
移動先でKVMを実行する準備をしたあと,下記のコマンドを実行すると,移動先のKVMホストにKVM仮想マシンが作成される.
virsh define /etc/libvirt/qemu/kvm-guest-00.xml
このあとはvirshコマンド(virsh startとか)で戦ってもいいし,virt-managerから制御してもよい.
参考ページ
- lost and found ( for me ? ): KVM: virsh define と virsh edit
「KVMのイメージの保存場所を変更したいので、イメージを mv で移動、vi で xml ファイルを編集、VMを起動したら、昔の保存場所のままで、新しいの保存場所に反映されなかった。」ときの例が詳しく説明されている. - virshの使い方 - 理想未来はどうなった?
virshの簡単な説明. - KVMゲストOSの他サーバーへの移行 - 銀の鍵 (The Silver Key)
KVM仮想マシンを他のKVMホストに移行する場合. - tenten909 : KVM マシン名変更
KVM仮想マシン名を変更する場合.